変動金利と固定金利の選び方

住宅ローン・控除

変動金利と固定金利の選び方


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変動・固定金利の金利はどう決まる?


変動金利の仕組み


変動金利は、「短期プライムレート」と呼ばれる
信用の高い企業に融資をする際の金利を参照して決定されていると言われています。
短期プライムレートは、日銀の政策金利にほぼ連動しています。
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固定金利の仕組み


固定金利は、「長期金利」を参考に決定されていると言われています。
長期金利の代表的なものに「新発10年国債」があります。
この国債の利回り水準は、主に国内外の参加者の市場取引で決定されます。
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過去10年の動向


過去10年以上、日銀と某大手銀行の変動金利の金利の推移がほぼ連動しているというデータがあります。
併せて、固定金利も過去10年、新発10年国債の利回りと某大手銀行の長期固定金利(20年~35年)の金利の推移がほぼ連動しているデータがあります。
それを基に、変動金利・固定金利それぞれの金利の動向は下記のように考えられます。
【変動金利】短期金利=日銀の金融政策の動向

【固定金利】長期金利=市場参加者の金利見通し

金利が上がる場合
変動金利よりも固定金利が先に上がる?


上記のように、日銀の政策金利は今の景気に、市場取引は先の景気を見通し影響されています。
よって金利が上がる際は、長期金利が先に上がり、政策金利は遅れる傾向です。
それを踏まえ、変動金利が上がる頃には固定金利は既に上がっている可能性が高いわけです。

ただし、住宅ローンの金利は各金融機関が決定しているので、変動・固定金利ともに上記に連動しないこともあります。
あくまで一つの指標ですが、金利の動向をみるのには参考になると思います。

変動金利・固定金利の選び方


上記の通り一つの指標としてですが、変動・固定金利の選択に悩んだ際は、
日銀の政策金利新発10年国債の利回りを注意して見ておくのが良いでしょう。

国債の利回りが下がり始めた際は、長期金利が上がる予兆かもしれません。
その際は、短期金利にも影響が出てくる可能性があるので、
その当時の固定金利を変動金利が上回る事があるかもしれません。

その場合は、金利が低いうちに固定金利を選択するのが良いかもしれませんね。
国債の利回りに大きな動きがなければ、固定金利よりも金利の低い変動金利を選択して
早期完済を目指した方が良いかもしれません。

今回のまとめ


結局、どちらの金利が良いか断定的な事は金融機関でも提案できないでしょう。
マイホーム計画をスタートする際、一番初めに不動産会社や金融機関に住宅ローンの相談をする事をお奨めします。




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