フラット35Sの上手な組み立て方

住宅ローン・控除

計画的に安心して返済できる上手な組み立て



フラット35を利用した上手な返済計画の組み方をご提案します。



まずフラット35について少し…
フラット35とは、国(住宅支援機構)で扱っている長期固定金利の商品です。
少し前までは、下記のような点が使いづらい要因でした。

以前までの使いずらさ。


・団体信用生命保険が別途支払い
・物件価格100%の商品は金利が高い
・諸費用の借入が必要な場合は提携の信販会社からの審査・融資が必要


しかし、最近では団体信用生命保険込みの金利商品となり、
上記の条件が下記のように利用しやすい商品となりました。

改善されて使いやすく!


・団体信用生命保険を含む金利商品となった
・物件価格+諸費用までの借入が可能となった
・代理店にて1割を融資する金利商品が増えた


長期固定は現在、お得な金利となっています。
このように利用がしやすくなったため、
最近ではまた、フラット35を利用のお客様が増えてきました。

実際の上手な組み立て方とは?


そこで当店では、そのフラット35を利用した上手な組み立て方をご提案しています。
フラット35Sの上手な組み立て方の画像1
※住宅金融支援機構HPより引用

参考条件:4,000万円 35年 物件価格+諸費用込みの借入。
フラット35の10割融資の商品は存在するのですが金利が高いのです。
金利1.710%(平成31年4月現在)で提供されています。
上記条件の4,000万円を借りると月々126,629円となります。


これを9割融資と代理店や信販会社の1割融資の商品を使うと…



フラット35の9割融資は金利1.270%(平成31年4月現在)ですので、
9割分の3,600万円を借入すると月々106,215円となります。

残りの1割は、代理店の商品や以前と同様信販会社から融資を受けます。
当店で利用の多い代理店さんの商品ですと変動金利で、
金利2.515%(平成31年4月現在)と少し金利が高く見えますが、
1割分の400万円を借入すると月々14,331円となり、
9割分と合計で120,546円となります。

10割融資よりも9割と1割で組んだ方が支払いが安いんですね!

フラット35Sとは?


ここでもう一つ…建物の仕様によって、
フラット35Sという5年〜10年間の0.25%金利引き下げの商品もあります。
最近の新築建物は、ほとんどがS対応ですのでご利用いただけると思います。
フラット35Sの上手な組み立て方の画像2
※住宅金融支援機構HPより引用

このフラット35Sを利用した場合、
9割分の金利が1.02%(平成31年4月現在)になりますので、
先程よりも月々4,257円安くなります。
Aタイプですと10年間、Bタイプですと5年間の金利引き下げとなります。
よって9割分と1割分の合計は月々116,289円となります。
ドンドン支払い額が下がっていきますね!


しかし、良いことばかりではなく5年後・10年後には金利が0.25%戻ってしまいます。

この組み立て方のメリットは?


そこで、目標としていただきたいのが、1割分の早期完済です。
1割分を完済できると、以降は9割分の返済だけしていけば良いことになります。

金利が戻る10年後まで(Aタイプの場合)に完済できる計画が立てられれば後の返済が楽になりますね。

1割分の借入完済はどのように…


普通に返済していくだけで10年後の1割分の残債額は285万円程となっています。
対象の物件であれば、住宅ローン控除も10年間受けられ、
年間で20万円以上控除がうけられる方であれば10年間で200万円となります。
あとは月々1万円でも貯金できれば、10年後には120万円。

上記のように10年後に1割分の完済をする計画を始めに立てておけば、
それほど難しい条件ではないかと思います。

あとは固定金利ですから金利が上がる心配もないので、
106,215円を計画的に返済していけばよいということです。


今後、変動金利もいつまで低金利が続くか分かりませんので、
このような安心して返済していける資金計画を立てることも大切ですね。

当店ではそんな資金計画のご相談をいつでも承っております。
お気軽にご相談下さいませ。お待ちしております。



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