長期優良住宅とは
長期優良住宅とは
【令和4年3月1日現在】 国土交通省HP 長期優良住宅パンフレット参照長期優良住宅ってなに?
長期優良住宅とは、国が定めた長期優良住宅認定制度の
基準をクリアした住宅のことです。
長期優良住宅は、大きく分けて以下の4つの基準をクリアした住宅です。長期優良住宅の基準
・長期に使用するための構造及び設備を有していること
・居住環境等への配慮を行っていること
・一定面積以上の住戸面積を有していること
・維持保全の期間、方法を定めていること
認定基準は、新築戸建や新築共同住宅、
それからリフォーム、増改築の戸建や共同住宅など、
種類によっても基準が変わります。当店で取り扱いの多い新築戸建の場合
劣化対策
数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。耐震性
極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること。省エネルギー性
必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること。維持管理・更新の容易性
構造躯体に比べて耐用年数が短い設備配管について、維持管理(点検・清掃・補修・更新)を
容易に行うために必要な措置が講じられていること。居住環境
良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること。住戸面積
良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。維持保全計画
建築時から将来を見据えて、定期的な点検・補修等に関する計画が策定されていること。長期優良住宅のメリット
住宅ローンの金利引き下げ
長期優良住宅はフラット35Sで借入した場合、金利Aプランが適用されます。
最初の10年間、年0.25%引き下げられます。
それからなんと、長期優良住宅はフラット50が利用できます。
フラット50とはローンの最長返済期間50年の金利商品です。
住宅売却の際に購入者へ住宅ローンの引き継ぎが可能です。税の特例措置を受けられる
住宅ローン減税
住宅ローンを利用して新築を購入・建築した場合に、
年末ローン残高の0.7%が所得税・住民税から13年間控除されます。
控除限度額は一般住宅では3,000万円ですが、長期優良住宅は5,000万円になります。
全ての人が限度額上限まで控除を受けられる訳ではありませんが、
控除限度額が1000万円も増えるのは大きなメリットですね。登録免許税
登録免許税とは住宅・土地の購入時や新築時に、所有権を登記する際に払う税金です。
戸建ての一般住宅の税率は保存登記0.15%、移転登記0.3%ですが、
長期優良住宅は保存登記0.1%、移転登記0.2%と税率の引き下げが受けられます。不動産取得税
不動産取得税とは住宅・土地の購入時に支払う税金です。
一般住宅は課税標準から1,200万円控除されますが、長期優良住宅は1,300万円まで控除されます。固定資産税
住宅・土地の所有者が支払う税金です。
新築時に建物の税額が1/2に減額される減税措置が受けられますが、
その期間が戸建ての一般住宅は3年間、長期優良住宅なら5年間に延長されます。 地震保険料の割引
長期優良住宅は、認定基準に定める耐震性が求められます。
所定の確認資料を提出することで住宅の耐震性に応じた保険料の割引きが受けられます。
耐震等級2の場合30%の割引、耐震等級3の場合50%の割引、免震建築物の場合50%の割引が受けられます。 地域型住宅グリーン化事業(長寿命型)を利用可
地域の中小工務店などが整備する木造の長期優良住宅について補助金を受けることができます。
補助対象経費の1割以内の額で、かつ住宅1戸当たり110万円となっています。長期優良住宅のデメリット
①申請に費用がかかる
② 建築コストが割高になる
③ メンテナンス履歴の作成・保存が必要長期優良住宅を利用するか否か!
長期優良住宅ををご検討の際は、しっかりメリットとデメリットを確認の上、
ご自分たち希望に合っているかを考える事が大事です。
デメリットもありますが、長く安心して住める住宅で快適で安心な暮らしを
送ることができるメリットが多いところが魅力ですね。
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