地下車庫・掘り込み車庫について

不動産知識・コラム

地下車庫・掘り込み車庫について


地下車庫と掘り込み車庫


地下車庫・掘り込み車庫についての画像1
道路より地面が高い土地に家を建てる時、車庫はどうしますか??
車庫は道路面とフラットでないと車両の出入りはできませんよね。
そういった高低差がある場合、
その高低差を利用して作った車庫を地下車庫や掘り込み車庫といいます。
特に横浜市内は高低差のある土地が多いためよく見かけます。
逆に同じ東京近郊の埼玉県のさいたま市などの宅地は、
平坦地が多く地下車庫をあまり見かけませんね。

地下車庫と掘り込み車庫の違い


地下車庫とは車庫の天井が地面から1m以下にある空間の事を言います。
※掘り込み車庫もこの条件を満たしていれば地下車庫の扱いになる事もあります。
地下車庫・掘り込み車庫についての画像2
掘り込み車庫は、住宅の敷地が前面道路より高くなっており、
高低差を利用して車庫を埋め込んでいる状態の事を言います。
斜面地にある家によく見られます。
地下車庫・掘り込み車庫についての画像3
こちらの画像は地面から車庫の天井まで90cmでしたので掘り込み車庫になります。
簡単に見分けると、土地の元々の地面の高さに車庫の天板を設けているか、
元々の地面の高さ以上の位置に車庫の天板があるかの違いになります。

建蔽率・容積率への影響は?


建蔽率の規制や緩和


建蔽率に関しましては、基本的に屋根があるものは
住宅などと同じ「建築物」扱いとなり、建築面積に含めなければなりません。
そのため掘り込み車庫などの駐車場を作る場合、
建蔽率に余裕があるのか確認する必要があります。

掘り込み車庫の場合は屋根があるので建蔽率の対象になりますが、
地下車庫の場合、地面から車庫の高さが1m以上出ていなければ建蔽率の規制は受けません。

容積率の規制や緩和


容積率に関しまして、掘り込み車庫やカーポート、ガレージなどが住宅と別々になる場合、
延床面積に含めなければなりません。
しかし、車庫やカーポート、ガレージなどの面積が延床面積の5分の1であれば、
面積に含めなくて良い事になってます。
建蔽率や容積率については、地域や法規制、構造、車庫やガレージの形などで条件は変わります。


次回は…


次回は、それぞれのメリット・デメリットについてお話できればと思います。
今回は地下車庫と掘り込み車庫の違いと説明でした。
参考にしていただければ幸いです。


地下車庫・掘り込み車庫のメリット・デメリット≫≫≫≫





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